プチ断食ダイエットでは「準備期」と「回復期」がとても大事
2015/04/19
「週末断食」「ファスティング」などと呼ばれることもあるプチ断食ダイエット。ファスティングというのは断食という意味であり、酵素ドリンクで必要な栄養素をおぎないながらおこなう断食を特に「酵素ファスティング」と呼びます。
このブログでは酵素ファスティングによるダイエットを、なじみやすい「プチ断食ダイエット」となおして呼んでいますが、名称はべつに気にする必要はなく、本質的には同じことです。酵素ドリンクを飲みながらおこなう断食によって、健康的に痩せるようというのが基本コンセプトです。
健康的に痩せることを目的にした断食は、ただの絶食とはまったくの別物です。「プチ断食ダイエットのリスク」でも書いたように、水分だけしか摂らずに完全に消化器官を休ませる絶食ダイエットは、血液中に毒素や有害物質を多く流すことにつながるため、オススメできません。
断食しながらも酵母、ビタミン、ミネラルといった体に必要なものを摂りながらおこなうことで、消化酵素よりも代謝酵素のはたらきを活発にして、結果として毒素のデトックスや免疫向上、ダイエットといった効果を期待できるということになります。
前置きが長くなりましたが、ただ痩せるだけでなく、体調が良くなることも望む場合、きちんと正しい方法でプチ断食ダイエットをおこなう必要があります。その中でも特に重要なのが、「準備期」と「回復期」です。
準備期と回復期はとても大事
プチ断食ダイエットには、3つのフェーズがあります。断食にはいる前に心と体の準備をする「準備期」、実際に断食をおこなう「断食期」、そして体の再構築をおこなう「回復期」です。
どのフェーズもプチ断食ダイエットには欠かせないものであることはいうまでもないですが、意外と見落としがちなのが、実際に断食をおこなう断食期よりも重要だといえる「準備期」と「回復期」です。
「プチ断食ダイエットをはじめる前の準備」でも書いたように、準備期をきちんと過ごすということには、プチ断食ダイエットの効果を引き出す体をつくったり、眠気や疲れ、だるさなどの好転反応をやわらげたりするという身体的な要素と、途中で挫折しないための心の準備をするという精神的な要素の2つの意味があります。
反対に考えると、準備期を適当に過ごしてしまったり、あまり日数をもうけなかったりすると、頭痛やだるさなどの好転反応が強くなったり、そもそも心が折れやすい状態になってしまったりして、結果的にプチ断食ダイエットが失敗におわる可能性が高まります。
回復期はさらに重要です。回復期というのは、断食によっていちどリセットした体を、健康的な状態が維持できるように立てなおしていくという過程そのものだからです。
デトックスによって体内の毒素が排出されたり、断食によって栄養を吸収しやすくなったりした状態というのは、良い栄養を摂りいれていくのに最高の状態だといえます。しかし反面、良くないものを摂ってしまった場合、その吸収も通常より強力におこなわれてしまうということでもあります。
もし吸収効率がアップした状態で、食品添加物や有害金属などの体に良くない物質を摂ってしまうと、プチ断食の効果が半減するどころか、むしろ逆効果になってしまうおそれもあるのです。
また、仮にプチ断食ダイエットに成功して体重が減ったとしても、回復期に高カロリーのものを摂取してリバウンドしてしまったら、それまでのがんばりが水の泡です。それによって罪悪感すら覚えることもあると思います。身体的にだけでなく、心理的にも悪影響があるかもしれないのです。
プチ断食ダイエットを成功させるには、断食期はもちろんのこと、準備期と回復期にも気を抜かず、手を抜かずにしっかりと正しい過ごし方をすること。それがとても大事だと思います。
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