プチ断食ダイエットと生理の関係
2015/04/19
生理中のプチ断食ダイエットについて気になる人は多いと思います。インターネットを見ても掲示板などで多く質問がでていますし、わたしのまわりでも家族や友達で疑問に思っている人がたまにいます。
女性にとっては生理もダイエットも、人生において長いあいだついてまわる問題なので、気になるのは当然だと思います。生理とプチ断食ダイエットに関する疑問として、「生理前、生理中、生理後のどのタイミングでプチ断食ダイエットをおこなうのが良いのか?」というものがあります。
結論としては、「プチ断食ダイエットは、生理後におこなうのがいちばん良い」です。その理由として、女性の生理におけるホルモン分泌の変化が大きくかかわってきます。
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生理とホルモン分泌について
生理(月経)では、分泌されるホルモンや子宮内膜の変化がおこりますが、それらはだいたい一定の周期で繰り返されます。1回の月経で、「月経期」「卵胞期」「排卵期」「黄体期」と呼ばれるそれぞれの期間をひとめぐりします。
排卵後の卵子が受精卵とならず、妊娠しなかった場合、不要になった子宮内膜がはがれおちて、血液といっしょに体の外へ排出されることを月経といいます。
月経のおわりから排卵までのあいだが「卵胞期」です。この期間には女性らしさをつくる「エストロゲン(卵胞ホルモン)」の分泌が多くなります。エストロゲンは子宮内膜を厚くするなど、妊娠にそなえるための働きをうながします。卵胞期には心も体も、そして肌の調子も良くなるとされています。
その後、排卵がおこり、月経がはじまるまでのあいだに「黄体期」がおとずれます。黄体期には「プロゲステロン(黄体ホルモン)」が多く分泌されます。プロゲステロンには、受精卵が着床しやすいように子宮内膜をやわらかくしたり、妊娠後に妊娠を継続しやすくさせたりする役割があります。
プロゲステロンの分泌が多くなると、むくみや腹痛がおきたり、精神的に不安定になったりするなど心身の不調があらわれることがあり、これらが強くでた状態がいわゆる「月経前症候群(PMS)」です。
プチ断食に最適なのは生理後
プチ断食ダイエットは、エストロゲンというホルモンが多く分泌される、生理後(卵胞期)におこなうと効果がでやすいとされています。ホルモンの関係で精神的にも肉体的にも安定しているので、おちついてプチ断食ダイエットにのぞむことができます。
生理前(黄体期)には、プロゲステロンの影響によって体調が悪化したりイライラしたりする可能性があり、絶食に失敗する可能性があります。また、新陳代謝がとどこおり水分をためこもうとする働きが強まるので、ダイエット自体に向いていません。
生理中(月経期)は、特に体調の悪化が強くなる可能性があるので、この期間にもプチ断食ダイエットは適していません。生理前、生理中よりも、生理後にプチ断食ダイエットをおこなうことをオススメします。
生理後の卵胞期は、だいたい1週間から10日間ほどとされています※。エストロゲンの分泌が多くるこの時期には、一般的に、肌がスベスベになったり、髪がツヤツヤになったり、ボディラインが色っぽくなったりします。
※ もちろん、人によって生理周期はことなるので、これはひとつの目安です。
生理後にプチ断食ダイエットをおこなって健康的に痩せることで、さらなら女子力アップをめざしましょう!
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