プチ断食ダイエットの効果

プチ断食ダイエットの効果にはどのようなものがあるのでしょうか。プチ断食ダイエットのいちばんの目的は「健康的に痩せる」こと、つまり体調を維持もしくは良好な状態へと変化させながらダイエットをおこなうというものですが、その他にもさまざまな効果を期待できます。

※ 「効果」といってもかならずしも万人に期待できるわけではなく、確実なものでもありません。個人差もありますので、その点は留意してください。

体重が減る

もともと適正体重よりも重い場合は、プチ断食ダイエットによって痩せるという効果を期待できます。ダイエットの基本は、摂取カロリーよりも消費カロリーを大きくすることです。絶食状態になれば摂取カロリーが小さくなりますが、基礎代謝は大きくは下がらないのでダイエット効果を期待することができます。

朝食置き換えダイエットでは効果を実感するのに時間がかかりますが、3日間のプチ断食ダイエットをおこなった場合、2日目あたりからエネルギー源が糖質から脂質に変わってくるため、よりダイエット効果を実感しやすくなります。

代謝が良くなる

プチ断食ダイエットでは、酵素ドリンクと水分のみを摂り、固形物を摂りません。そのため、消化器官（内臓）を休ませることができます。ふだん体内で消費されるエネルギーの8割が消化につかわれているという話もあることからわかるように、消化は体の大きな負担となっています。

それを取りのぞくことで、消化につかわれている酵素「消化酵素」を休ませて、細胞の修復やリセットをおこなう「代謝酵素」を活発に働かせることができます。代謝が正常におこなわれるようになると、シミやシワの肌トラブルの改善、毒素の減少によるドロドロ血液の改善なども期待できます。

デトックスできる

ふだん消化しきれずにたまっている毒素や老廃物が血液をドロドロにしていますが、上記のとおり固形物をいれず消化を休むことで代謝が良くなり、たまっていた毒素や老廃物を排出する動きがでてきます。体内の毒素がデトックスされる効果が期待できます。

腸内環境が良くなる

消化しきれない量の食事をとったり、休みなく内臓を働かせたりしていると、腸内環境はどんどんわるくなっていきます。絶食によっていったん消化をとめることで、腸内にたまったものが排出されて、腸内がキレイになる効果が期待できます。

睡眠の質が向上する

くどいようですが、プチ断食ダイエットでは消化器官を休ませることができます。その結果、睡眠時の内臓の動きが小さくなり、睡眠にはいりやすいという効果、また眠りの深さも適正になるという効果を期待できます。

寝る前にお菓子を食べるなど、ふだんの食生活が乱れている場合は、あわせて疲れが取れやすくなるという効果も期待できます。寝る前の食事というのは、寝ているあいだも内臓を動かすことになるため、内臓の疲れからくる倦怠感（だるさ）などの原因になっているからです。

そういった意味では、もしプチ断食ダイエットをおこなわないとしても、寝る前に何かを食べるという習慣がある場合は、それをやめることで疲れが取れやすくなるという効果を期待できるかもしれません。

 -プチ断食ダイエットの基礎知識